冬の五島列島一人旅③ 上五島1/3 まわり方の最適解は?つよつよ女将旅館も

小値賀島の次に上陸したのは、中通島。
東は頭ヶ島、西は若松島に橋で繋がっています。
これらの島々で新上五島町、「上五島」と呼ばれてますね。

山を切り拓き造られた道と十字架のような複雑な形で
非常に回りづらいのが特徴!!!!!!!

そんな中通島では、
島の中心地「青方」エリアの旅館で3泊。
※2泊して福江島に渡る予定だったのだけど
 移動日に悪天候で船が全便欠航したので延泊

そんな上五島を、3記事に分けてお送りします

お食事について、教会については別記事で。
全体的な五島列島のスケジュールや移動方法についてはまとめ記事書く。

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複雑な上五島のエリア紹介

上五島はこんな感じで大きく5つのエリアに分かれる。

☑︎上五島地区

博多からの大型フェリー太古が寄る青方港がある。
役場本庁やスーパー、コンビニも並ぶ島の中心エリア。
わたしが拠点としていたお宿も青方。
北には景勝地である矢堅目公園がある。

☑︎新魚目地区

険しい半島が細く長く北に伸びていて教会が点在。
キリシタンたちの厳しい環境での暮らしが窺えるエリア。
青方から北端の津和埼灯台まで、ノンストップ片道1時間。

☑︎有川地区

長崎や佐世保からの玄関口となっている
主要ターミナル、有川港がありお店も多い。
西には遠浅で美しい蛤浜海水浴場。
東には世界遺産の頭ヶ島天主堂のある頭ヶ島。
有川港から頭ヶ島天主堂まで片道約25分。

☑︎奈良尾地区

奈良尾港は長崎・福江とをフェリーやジェットフォイルで結ぶ。
アコウの巨木で有名な奈良尾神社、足湯「ご湯っくり」もある。

☑︎若松地区

若松瀬戸を挟み、中通島と若松島に跨ったエリア。
中通島側の北には福江島に渡れる郷の首港、
南には海の青さに出川が感動していた桐教会がある。
若松島は、最果てまで進むと漁生浦島、有福島、日島と陸続きで渡ることができる。


わたしはこう回りました
 〜反省点と最適解〜

上五島では必ずレンタカーを借りてね。
車ないと確実に詰むので。

わたしは小値賀島から高速艇でお昼に有川港に着き、
ターミナル内の有川レンタカーさん(別名ハマ)で借りました。
呑気野郎なので予約せず行ったらなんとラスト1台。
あーぶなかったぜーーーーー

他にも何軒かレンタカー屋さんがあるけれど、
どこが安いかとかはわからない。
唯一の大手、トヨタレンタカー以外情報が全くない。

有川レンタカーさんは、
軽自動車をお昼から翌日16時までで8800円でした。
(オフシーズンの平日です参考までに)

回り方としては、こんな感じで2日かけて主要地を走り回った。

★1日目(お昼スタート)

①有川でランチ&洗濯→②頭ヶ島天主堂見学
→③青方で旅館チェックイン→④桐教会見学→③青方
青方帰着は18時ごろ。

なぜこの日、④桐まで行ったのか?
→桐教会の前にある若松瀬戸の青さを見たかった。
 翌日は雨予報だったので行くならこの日だと考えた。
 しかし陽が傾いており期待ほど青さを感じられなかった。
 ちなみに③青方→④桐は片道30分。

もっといろんな道ドライブすれば?
→地図上じゃわからないが主要道以外まじで険しい。
 時間に余裕がなかったのもあり安全を優先した。

洗濯したい場合
有川にあるこちらのコインランドリーおすすめです!
民宿B&Bマリンさんに併設されています。


2日目(9時半スタート)

①青方→②津和埼→③袋江教会→④大曽教会
→⑤日島→⑥奈良尾→⑦有川で車返却(16時)

各所、教会に寄りつつぐるり。
余裕なくランチ取り損ねた・・

北端の②津和埼まで行く意味ある?
→ある。
 女将さんに勧められた③江袋教会にマストで行きたくて
 どうせそこまで行くなら・・と思い先っちょまで。
 最果ての暮らしを見れたのは良かった。
 (ただし③↔︎②で道が険しく片道30分弱かかる)

西端の⑤日島まで行く意味ある?
→ある。最果ての暮らしを見れて良かった。

⑦有川港で車を返してからは?
→旅館のある青方までバス

動き方効率悪くない?
→悪い。


じゃあどうすれば良かったのか。

2日あるのであれば、
以下のようにエリアを分けるのが正解かも。

結局は全てが景観美なので
どこに行くにも天気が良いに越したことはない。
ただ天気の良い日が限られているのであれば
絶対に晴天の下で見たいスポットを絞り
それが下のどちらのエリアにあるかで方面を決める。


1日しかないならこう↓↓
津和埼灯台と若松島はもうね諦めちゃう。

青方を拠点とすると、以下それぞれまで片道約30分。
・北、江袋教会
・東、頭ヶ島天主堂
・南、桐教会

前後の予定(特に船の時間)に気をつけて
スケジュール組んでくださいね!

じっくり教会巡りしたいとなったら1日はキツイ。
教会の数は中通島だけで25あるので。。
しかも道が険しかったり山の上にあったりで大変。

教会はそんなに重視していなくて、
高いところからオーシャンビューを浴びたい!であれば
往復2時間かけて津和埼まで行くよりも
「矢堅目公園」か、津和埼へ行く途中にある「番岳」を
プランに入れると良いかも。(どちらも後述)


意外と少ない夕日スポット

津和埼の方は西側ガラ空きなので
さぞや水平線に沈む夕日見放題か
と、思いきやそうでもなく、、

草木が生い茂って見えない
車を停められるところがない

なのでね、なんとなくで夕日を目指すと
せっかくの好天でもありつけないまま沈むリスクあり。

地元の方々に聞いた、駐車場のある夕日スポットがこちら!
南から順に並べてます。


☑︎矢堅目公園

夏であれば水平線に沈む夕日が見れる。冬は見れない。
出川充電旅も冬ロケでここから見る夕日をゴールにしてミスってた。


☑︎白草公園

矢堅目の対岸。こちらも冬だと怪しい。
矢堅目の荒々しい断崖絶壁と夕日のコラボは良いかも。

朝の白草公園付近


☑︎ホテルマルゲリータ

島民からも美味しいと人気のイタリアンレストランのあるホテル。
建物の中からも夕日を拝むことができる。
お金があったら次はここに泊まりたい。


☑︎番岳

冬でも確実に水平線への日没が拝めるのはここ!


☑︎津和埼灯台

見れるには見れると思うけど、
西側はそんなにパノラマではない。
あとここで日没を見ると、暗い帰路が怖そう。

西の方角。朝です


以上、需要あったらいいな・・
こんなに水平線に固執してるのわたしだけかもしれん

小値賀島で夕日サバイバーした話はこちらから。

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つよつよ女将の老舗宿「前田旅館」

3泊お世話になった旅館。
青方という一番栄えたエリアにあるよ。

オフシーズン平日1人で価格税込みこちら。
HP見ても分からないので参考までに↓
素泊まり:6600円
2食付き:12400円


このお宿の一番の良さはやっぱり女将さん!
とにかくパワフルで頼もしい。
海が時化て船が欠航するかもな事態も気にかけてくれて
つい頼ってしまった。女将さんに足向けて寝れない。

それとねお食事が美味しい!
素泊まりにプラス4000円弱で朝夕いただけるなんてお得。

女将さんの息子さんの居酒屋が併設されていて
そちらも美味しい。お酒いっぱい。本当に最高。
2泊目3泊目の夜はこちらでお世話になりました。


館内は昔ながらの雰囲気。
清掃が行き届いていてピカピカです。

新しくて清潔感のあるお風呂。


お部屋。

調度品に囲まれた純和室。

お部屋からの景色。

畳の縁が椿でかわいいね。


お食事◎

あご出汁の効いたこの煮物、おいしー。

朝ごはんもボリュウム満点。


一つだけ注意点としては、
予約の受付が電話のみなので誤認識のないよう。
2泊で予約したつもりが1泊で伝わっていたことが
チェックイン時に発覚。
オンシーズンは特にお気をつけを〜〜〜〜〜


次は上五島の美味しいお寿司やさんとカフェについて綴ります!
ばいびー


こちらも読んでね。
人口1人ほぼ無人島の野崎島、旧野首教会に行った話
ゆるーーーい島、小値賀島に行った話

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