エンパイア VS トップ・オブ・ザ・ロック どっちに上る?

ニューヨーク観光で絶対に欠かせない、超高層ビルの展望台。

新名所では、
ワールド・トレード・センターのワン・ワールド展望台
(2015年オープン、400mで全米1。ただし屋内のみ)
ジ・エッジ
(2020年オープン、345m。屋外展望台では西半球1)
ワン・ヴァンダービルトのサミット
(2021年オープン、335m。鏡張りの没入感が話題)

※高さは展望台の一番高いところ

などがありますが、根強く王者として鎮座するのは
やっぱりこの2つ。それは

エンパイア・ステート・ビル
ロックフェラー・センターの
トップ・オブ・ザ・ロック

我らは、4日連続で
エンパイア→ロックフェラー→エッジ→サミット
と煙の如く上り続けたので、
それぞれの良さについてお伝えしていきます

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エンパイア・ステート・ビルとは?

NYのランドマーク、エンパイア。
今から90年ほど前(!)の1931年に完成し、
高さは381m、塔を含めると443m。
長い間、世界一の高さを誇っていました。

エンパイアはなんと着工から13ヶ月で完成し、
その建設の速さとあまりもの高さに怖がられ入居者も少なく
「エンプティ・ステート・ビル(空ビル)」と揶揄されたことも。
しかし大恐慌の中、空に向かって真っ直ぐにそびえ立つビルは
ニューヨーカーの希望、シンボルと認識されていったとのこと。

ちなみに日本で一番高いあべのハルカス(2014年)は300m。
2027年完成を予定のTOKYO TORCHが390mとのこと。
日本だとやっぱり大地震がどうしても気になってしまうね..

Summitから望むエンパイア

今ではエンパイアの高さを超えるビルも多く立っているけれど
洗練された風格があるのよね、エンパイア。
夜は様々な彩りで光るイルミネーションも楽しみ。

エンパイアに上ろう!

営業時間について

月曜〜木曜:13:00〜22:00
金曜〜日曜:11:00〜23:00
※季節により変動。
※最終の昇りエレベーターは45分前まで

予約について

エンパイアの入場チケットは事前予約がオススメ。
当日購入だとめちゃくちゃ並びます!
※2022年11月現在、要予約のようです。

シティ・パス(City Pass)を購入している人は
シティ・パスのサイトから日時を指定してね。

Cityパスやその他パスがなければ、公式サイトから。
日本語表示もできるため安心!

チケットには種類があり、
メイン展望台(屋外、320m):44ドル、
更に上のトップ展望台(ガラス張り、381m):77ドル。

シティ・パスではメイン展望台までとなります。
トップ展望台に行きたい場合はオプションをつける必要あり。

エンパイアへのアクセス

エンパイアは、5番街に沿って33丁目と34丁目の間。
タイムズスクエアから歩くと15分前後。

地下鉄だと以下が最寄り。
B・D・F・M(オレンジ)と、N・Q・R・W(黄)線の
34丁目-ヘラルドスクエア駅(34th herald sq.)
PATH線の33丁目駅(33rd St.)

入口が若干わかりづらいのですが、
34丁目側から入れるようになっています。

日本未上陸のSuper Dry®︎極度乾燥(しなさい)

このお店の斜め向かいぐらいに入口があります!
飲食物は持ち込み禁止なので注意。

エンパイアからの夜景

我らは、シティ・パスから予約できる最終時間23時に予約。
上記で「昇りエレベーターはクローズ45分前まで」と書きましたが
クローズ時間のはずの23時に入場できました。
だからか?とても人が少なくて最高でした!

NYの高層ビル展望台はどれも
エレベータまでの道のりにアトラクションが用意されているのですが
深夜のエンパイアは全く行列がないのでどんどん進んでいきます。

ゴジラの手

コロナもなくedgeやsummitもまだなかった2018年2月も
割と遅い時間に行ったのですが、すごい混雑でした。
しかも雨降りの日。
当日チケットを買うために並んでいたら、スタッフのおじさんに
「今日は上っても何も見えんぞ。止めときな」と言われ諦めた。

今回コロナ禍とはいえ、金曜の夜なのにな
待ち0分で複雑な気持ちになりながらも86階へ!!

地上から320m、北側(ちょっと西向き)の景色。
地平線から上が青い怪しい建物はワン・ヴァンダービルト。
2021年オープンの新感覚展望台、サミット(summt)があります。

その右に見えるのはクライスラー・ビル。
アールデコ調の鱗のような屋根が綺麗。

左端に見える、てっぺんに光る看板がついているのは
後述するロックフェラー・センター。
ちょっと存在感薄いかも???

西側の景色。
正面にある「1」と書かれたビルは
ペンシルベニア駅に併設したPENN1というオフィスビル。

その奥に見えるのは再開発地、ハドソン・ヤーズ。
てっぺんが三角の細長いビルがエッジ
2020年にオープンした西半球イチ高い屋外展望台を備えています。

その奥に見えるのがハドソン川とニュー・ジャージー州。

南側の景色。
正面Y字の交差点の角にあるのがフラットアイアン・ビル。
1902年に建てられたこのビルの先端の幅は
なんとわずか2m弱。100年も建ってるのすごすぎる。

その奥にはロウアー・マンハッタンの摩天楼。
ワールド・トレード・センターなどが輝きます。

メイン展望台は金網のため、
景色は網目の隙間から撮る必要があります。
ただなんせクローズ時間前で人が少ないので、
ゆっくりできるのは嬉しい!

ただ我らはこの日がNY到着日….
早朝自宅を出て、飛行機内でほとんど眠ることができず、
そのままずーっと活動し、ブロードウェイでアラジンを観た後。
日本は翌日の正午過ぎ。疲れ過ぎて顔面がひどいことになった。

壁や床など石でできていて、内装も高級感があります。

外は人通りが少なく少し大麻の臭いもしたので
不安のある方はホテルまでタクシーを。

我らは最後の力を振り絞ってタイムズスクエアに歩いて戻り、
マック食べて泥のように眠って長い初日を終えました。

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ロックフェラー・センターとは?

ロックフェラー・センターとは、
1933年に完成したオフィスビルの集合体。

東京で例えると丸の内や大手町みたいな感じかも。

展望台トップ・オブ・ザ・ロックを構えるメインビルは
実はコムキャスト・ビルというのが正式名称。
NY冬の風物詩のクリスマスツリー点灯式があるのもここ!

Summitから望むロック・フェラー

夏季はローラーブレード?
冬季はスケートリンクになる広場があります。

2018年2月の様子

ラジオ・シティ・ミュージック・ホール
(Radio City Music Hall)もセンターの一部。
SATCで、ゲイであるスタンフォードの彼氏が
ここでダンサーとして働いていたという設定でした。

トップ・オブ・ザ・ロックに上ろう!

営業時間

毎日:10:00〜22:00
※最終の昇りエレベーターは21:10まで

予約について

トップ・オブ・ザ・ロックについても、予約しておいた方が確実ですが
土曜の昼下がりであまり人いなかったから当日チケットでもいけるかも。
5番街ぶらり散歩のついででも行けそう。

シティ・パス(City Pass)を購入している人は
シティ・パスのサイトから日時を指定してね。

シティ・パスやその他パスがない場合は公式サイトから。
チケットは40ドルです!

ロックフェラー・センターへのアクセス

5番街〜6番街、49丁目〜50丁目に跨るロックフェラー。

地下鉄だと以下が最寄り。
B・D・F・M(オレンジ)線の47−50 Sts-Rockefeller Ctr駅
N・R・W(黄)線の49St駅

入口がこれまた分かりづらいのですが、50丁目側にあります。
正面から入ってしまうと、
展望台への看板がなかなか見当たらないので外から探してね。

我らはチェルシーから自転車(Citi Bike)で向かいました!
28丁目だしエンパイアが北に見えているのでまだまだ遠いなこれ。

ロックフェラーのビル群はとにかく角!
周りにも大きなビルが多いので高さは目立ちませんが
近づくとやっぱり風格があります。

いま気づいたけどめっちゃキッスしとる

例外なくこちらも飲食物持ち込み禁止なのでご注意を。

トップ・オブ・ザ・ロックからの景色

南側。正面にエンパイア(381m)、
右にバンク・オブ・アメリカタワー(366m)
左にsummitを構えるワン・ヴァンダービルト(427m)がそびえます。

90年前はこのロックフェラーとエンパイア、クライスラー
この3つのビルがマンハッタンの象徴でしたが
それらを超える高さのビルも次々建っています。
でも、それもここ5年ぐらいの話(WTCを除く)。
2018年はどれもなかったもの。

やっぱり90年前から建ってるなんて信じられない…

北側。セントラルパークの広大さがよくわかる。
セントラルパークの東側、アッパー・イースト・サイドは
マンハッタンの中でも特にセレブが住むエリア!
『ゴシップ・ガール』の舞台でもあり、
SATCでキャリー達が住んでいたのもこのエリア。
メトロポリタンをはじめ、美術館も多いです。

手前のわけわからん形なのは1330 Avenue of the Americasというビル。
ニューヨーク近代美術館MoMAのお隣にそびえ立ちます。
その奥にある世界一細いスタインウェイ・タワー(435m)と
同化してしまっている。この辺も大金持ちエリア。

左あるのはセントラルパーク・タワー。
2020年に完成し、高さは472m。
マンハッタンでワールド・トレード・センターの次に高いビル!

ロックフェラーのいいところは、フェンスがないところ。
今や見下ろす感じではなくなってしまったけれどそれもいい。

最上階(260m)には透明の板があるよ。
このトップ・オブ・ザ・ロックのあるコムキャスト・ビルは
今ではマンハッタン28位の高さ。

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新名所含めたそれぞれのメリット

エンパイア

展望台高さ:381m(トップ展望台は443m)
料金:44ドル〜(トップ展望台は77ドル)
City Pass:利用可能
柵:金網あり(トップ展望台は上から下までガラス張り)

・すぐそばにエンパイア以上に高いビルがないので見下ろせる感覚
・外観のイルミネーションが綺麗
・無料でオーディオガイドアプリあり
・NYのランドマークです感が強い
・夜超綺麗なのに人が少ない
・展望台に上る前に見る建築ヒストリーが面白い

トップ・オブ・ザ・ロック

展望台高さ:260m
料金:40ドル
City Pass:利用可能
柵:低い(最上階はアクリル板あり)

・エンパイアが目の前にドーン
・柵が低く遮るものがないので開放的
・他のビルの高さも感じられる
・週末の昼間でも人が少ない
・セントラルパークを一望できる
・ミッドタウンでアクセスが便利

ジ・エッジ

展望台高さ:345m(屋外展望台で西半球1位)
料金:38ドル〜
City Pass:利用不可
柵:ガラス柵あり

・他のビル群から距離があるため、開放感がある
・先端部分で写真を撮るとかなりのスリルが楽しめる
・エレベーター待ちのアトラクションも楽しい
・ハドソンヤーズと併設のためショッピングにも便利
・人は多いが、休憩できるスペースも多い

ジ・エッジ(The edge)の記事はこちら

サミット(summit)

展望台高さ:335m
料金:39ドル〜
City Pass:利用不可
柵:ガラス張り

・鏡張り&ガラス張りを駆使した没入感がすごい
・エンタメ色が強くインスタ向き
・最新スポットのためかなり人が多い
・日中、夕暮れ、夜間で全く違う景色が楽しめる
・様々なテーマのフロアがあり飽きない
・クライスラービルを見下ろせる

サミットの記事はこちら

NY旅行といえば展望台!

古きも新しきも、それぞれ個性があって
マンハッタンの絶景を一望できます。

所感としては、City Passがあるなら時間の許す限り
エンパイアとロックフェラー両方、
City Passがないならどちらか一方で良いかも?
エッジとサミットはぜひどちらも体験して欲しい!
そしてどれか一度はぜひ夜景を。

全米1の高さを誇るワールド・トレード・センターの
ワン・ワールド展望台は今回上りませんでしたが、
9/11メモリアル・ミュージアムはしっかり体験してきたので
そちらについて触れている記事もぜひ読んでみてくださいね。


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