ニューヨークで一度は訪れておきたい、
ワールド・トレード・センター(WTC)。
2002年9月11日、
子供ながらにもショックを受けた同時多発テロ。
崩壊したツインタワー内外の当時の様子や
救助にあたる人々の奮闘、テロリストらの行動など
知ることができる博物館9/11メモリアル・ミュージアム
(9.11 Memorial Museum)に行ってきました。
WTCに行こう
WTCは、マンハッタン南部のロウアー・マンハッタンに位置。
様々な地下鉄路線からアクセスが可能です!
・1番線(赤)でWTC コートラント駅へ
・E線(青)でワールド・トレンド・センター駅へ
・N/R/W線(黄)でコートラント・ストリート駅へ
・J/Z線(茶)でフルトン・ストリート駅へ
などなど。
WTCに着くと、ピースフルな雰囲気に飲まれていきます。
新たにWTCのシンボルとなっている
ワン・ワールド・トレード・センター
(1WTC・崩壊したタワーと同じ名前)は2014年に完成。
西半球イチ高いビルで、先端部までは543.3mの高さを誇ります!
日系アメリカ人ミノル・ヤマサキ氏の設計で
1966年に建設が始まったWTC。
ツインタワー(1WTC・2WTC)の他にも
7WTCまでの7棟のビルで構成されていました。
2001年9月11日の同時多発テロでツインタワーは完全崩壊、
他5棟もほとんど全壊してしまいました。
ちなみにWTC跡地の呼び名「グラウンド・ゼロ」は
もともと爆心地を指す言葉。
崩壊したWTCが広島や長崎の爆心地のようだったことから
ここでも使われるようになったそう。
翌年より次々と復興。
2014年に1WTC、メモリアル・ミュージアムがオープン、
2016年にはオキュラスもオープンしました。
オキュラスは、対岸ニュー・ジャージーからの地下鉄PATHの駅舎。
中は入っていませんが、総工費4000億円だとか!
ツインタワーの跡地は、
9/11メモリアルというプールになっています。
広さをみても、どんなに大きなビルだったか伝わってきます。
常に滝が流れ続けているプールの縁には
犠牲者の名が一人一人、刻まれています。
Googleマップでも、
2つの巨大なビルが存在していたことがよくわかります。
メモリアル・ミュージアムの予約
メモリアル・ミュージアムは、当日券でも入場できますが
週末であれば予約して行くことを強くオススメします!
わたしたちは土曜日の14時に予約をしていたのですが、
当日券を買い求める人の列はかなり長いものでした。
(9月だったからというのもあるかもしれません)
また、時間に余裕を持って訪れることも大事!
思っていた何倍ものボリュームがあって
濃く重厚な内容だったから。
次の予定をカツカツ詰めていると心残り間違いなしなので
少なくとも2時間は見ておいた方が良いよ。
チケット予約はこちらの公式サイトから。
入場料は、大人26ドル。
ツアーをつけると46ドル。
開館は10:00〜17:00で、
最終入場は15:30です。
火曜日は休館日なのでご注意を。
ちなみにNYシティ・パス(City Pass)も利用できます。
シティ・パスを購入している場合は
シティ・パスのアプリなどから予約可能です!
※シティ・パスの有効期間は利用開始から9日間。
予約をした時点ではカウントされないのでご安心を〜
メモリアル・ミュージアムの内容
ほとんどの場所は撮影可能なので、
写真を交えながら内容をご紹介していきます。
見学時ガイドのアプリをダウンロードすると
日本語で解説を聞くことができたようですが
わたしたちは当時それを知らず。。。
でも、展示物を見ただけでも伝わってくるし
頑張って英語を読めば理解できます。
序盤は、ツインタワーオープン当初の
NYの賑わいを示す展示が多いです。
結末なんて誰も知らず笑顔の溢れる市民の様子や
当時のテレビCM、記念写真などが並びます。
2001年9月11日、各地で何が起こったか、
テロリストがどんな行動をしたかなど、
詳細を知ることができます。
テロリストたちが空港の保安検査場を
すり抜ける様子を捉えた防犯カメラの映像や
飛行機からの無線の音声、、
生々しい史料もたくさん。。
飛行機の衝突時の映像や、崩壊時の映像
ビルから飛び降りる人々の写真、遺品など
心がしんどくなってしまうような展示もあるので
くれぐれも無理しないように。
こちらはビルを支えていた柱の一部。
どのビルの、何階の、どのあたりを支えていたのか。
そこまで詳細に解説されていてかなりのリアリティ。
こちらの大空間では、残った壁や
廃墟に最後まで立っていた柱が展示されています。
この柱には、行方不明者の写真や
組織ごとの亡くなった人の数(警察などの殉職者)が。
当時の混乱をまざまざと物語っていました。
説明不要の惨状。
二次被害、三次被害と続いたことがわかります。
そんな中、救助作業に奮闘したのは人間だけはありません。
瓦礫の上で必死に働くレスキュー犬たちの写真も並んでいました。
犠牲者一人一人の写真や、
一部の犠牲者のエピソードが展示されているエリアもあります。
(撮影禁止エリアです)
冒頭でも述べましたが、
想定していた何倍ものボリュームがあり
関心の湧く展示が次々と現れるので、
向き合っていると何時間あっても足りないぐらい
内容の濃いミュージアムでした。
ニューヨークを旅行するからには、
ぜひ一度は行っておきたいスポットです。
ちなみにワン・ワールド・トレード・センターの
ワン・ワールド展望台(One World Observatory)は
全米イチの高さを誇り、360度の大パノラマを楽しむことができます!
今回わたしたちは1WTCには上らなかったのですが、
屋外展望台としては西半球で最も高い、
エッジ(The edge)には上ってきました♪
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